「イルカ」さんの「なごり雪」は、1976年にシングル発売され、様々なアーチストによってカバーされ歌い継がれるロングヒットしている名曲です。
そんな「イルカ」さんが名曲「なごり雪」を歌う事になったきっかけを作った夫の神部和夫さん!
そして、その夫がパーキンソン病に倒れ、その闘病生活20年と、その後の音楽活動の原動力を紐解きたいと思います。
イルカと名曲「なごり雪」との出会い!
ご存じの方も多いと思いますが、名曲「なごり雪」を、作詞・作曲したのは、かぐや姫の伊勢正三さんです。
フォークグループ「かぐや姫」の解散が決定し、伊勢正三さん作詞・作曲の「なごり雪」のシングル未発売が凄く惜しまれる中、夫であり マネージャーでもある プロデューサーの神部さんが、「イルカになごり雪を!」という提案をしました。
そして、イルカさんが、迷っている所に、伊勢正三さんが、イルカさんに伝えた言葉があります。
伊勢「イルカさあ、歌うかどうか悩んでいるって聞いたけど……」
イルカ「ヤダとかじゃなく、かぐや姫の歌なのに私が今さら歌うなんて申し訳ないって思うしかないんだよね」
伊勢「イルカが嫌いなら仕方がないけど」
イルカ「嫌いとかそういう意味で言っているわけじゃなくて」
伊勢「イルカが嫌いじゃないなら、僕が作った歌を歌ってくれたらうれしい」
イルカ「本当に? うれしいの?」
伊勢「うれしいよ」「誰が何を言っても気にすることない」
『ウィキペディア(Wikipedia)』
イルカさんと伊勢正三さん、2人の温かい関係と「なごり雪」という曲の”大切さ”を感じますね。
イルカ 夫神部和夫と20年間の闘病生活!
イルカさんが、1972年に結婚した夫の神部和夫さんは、イルカさんが、ソロデビューするタイミングで、表舞台から一転し、イルカさんの音楽プロデューそしてマネージャーに就任しました。
イルカさんは、フォークグループ「シュリークス」で出会った『神部和夫さんと初めてお付き合いして、ゴールインした』とインタビューに答えています。イルカさんは、シュリークスの一員でした。
下積み時代に、神部和夫さん率いるシュリークスは、コミックソングをやっていましたが、吉田拓朗さんから アドバイスがあったそうです。
拓郎から「イルカはマジでいい曲作って歌ってるから、マジな歌で勝負させるべき」と神部に方向性のアドバイスがあり、イルカのソロ活動に於いて大きな影響を与えられたという。
『ウィキペディア(Wikipedia)』
この言葉が、イルカさんのソロデビューに繋がったんですね。イルカさんの歌に向き合う姿勢や才能がわかるエピソードですね。
そして、イルカさんの夫 神部和夫さんは、1986年にパーキンソン病を患い、2007年に急性腎不全の為、リハビリ先の北海道の病院で亡くなられました。
59歳との事。お若い年齢ですが、35年の結婚生活の内、20年が闘病期間だったそうです。
イルカさんは、神部和夫さんの長い闘病生活を支えていましたが、自分も音楽活動を支えてくれた名プロデューサーであった夫を失い、立ち上がれなかったそうです。
その時に、南こうせつさんが発起人代表として、『神部和夫さんの送る会を開催してくれた』と回想してます。
イルカさんの人柄が、みんなを動かすんですね。それに答えるイルカさんの人間性が伝わってきます。
イルカのWiki的プロフィール!
イルカさんは、1950年12月生まれ、現在74歳です。本名は、神部としえ
父親はジャズバンド「スターダスターズ」のテナーサックス奏者の保坂俊雄さん。
お父さんは、美空ひばりの専属バンド「ひばり&SKY」の指揮を担当していた関係で、イルカさんと美空ひばりさんも親交がありました。
そして 美空ひばりさんの「夢ひとり」というシングルに、イルカさんが、曲を付けています。
美空ひばりさんから、お父さんへの信頼の厚さを感じるエピソードですね。
学歴は、女子美術大学卒業です。
職業は、フォークシンガーであり、絵本作家でもあります。
大学時代に、フォークソング同好会に入っており、歌と絵とその頃から身近にあって、イルカさんらしい素敵な職業ですね。
1970年、シュリークスというグループのメンバーで、デビュー!
1974年、「あの頃のぼくは」でソロデビュー!
1975年、かぐや姫のメンバーである伊勢正三さんの作詞・作曲の「なごり雪」をカバーし大ヒット!
1977年~1980年にかけて、絵本「小さな空」全4巻を発売!
1977年、長男『冬馬』君、出産の為、歌手活動を休止して、子育てに専念しました。
2010年、女子美術大学客員教授に就任!
イルカさんは、人間性がいい!ですね。
だから周りの人から大切にされているのが良くわかるエピソードばかりでした。
イルカの現在は!
イルカさんは現在、夫 神部和夫さんがパーキンソン病で2007年に 亡くなられた後、コロナの時期に、お母様を亡くし、90代の父と、息子冬馬さん夫婦と孫4人の8人で暮らされているとの事。
賑やかで楽しそうですね。息子の冬馬さんも、シンガーソングライターです。
イルカさんは、2024年末のNHK紅白歌合戦に、32年ぶり2回目の出場を果たしました。
なんとミニスカートでの出演です。イルカさんいくつになっても可愛い!ですね。
イルカさんは、2026年にデビュー55周年を迎えるに当たり、毎年恒例の全国ツアーの音楽活動を活発にこなし、また 卒業した女子美術大学の客員教授も務めています。
イルカさんは、色々な事を積極的に取り組む姿勢がパワフルで素敵ですよね。
最後迄お読み頂き、ありがとうございました。関連記事も、ご覧ください。
