佐野元春は、詩人としてのメッセージ性の高い曲を歌い続けているシンガーソングライターです。それはデビュー当時から変わりなく、そういった一貫性のある曲と生き方で、年を重ね、今なお歌い続ける佐野元春が本当にカッコイイ!
ボブ・ディランに強い影響を受けて、1980年代にロックとヒップホップを融合させた日本のロック史に残る伝説のアーティスト佐野元春!そのアウトローな生き方や音楽性を追及し、今も多くの人に愛され、影響力を与えて続けている佐野。歳を重ねた今がより素敵すぎる。
そういった佐野さんの生き方を紐解きたいと思います。
佐野元春、45周年 経歴とプロフィール
佐野元春は、1956年3月、東京都台東区(浅草寺に近い下町)に生まれ、現在69歳です。
お父さんは、会社経営者で、お母さんは、元新劇女優で青山でジャズ喫茶を運営してました。妹が一人。少年時代は、手塚治虫に憧れて漫画に傾倒しています。
中学に入ると、トランジスタラジオで、ポップスやロックに傾倒します。この時期に、ランボーやマラルメ等を愛読し、中学2年の初夏に、ヘルマン・ヘッセの「赤いブナの木」にメロディをつける。
立教高等学校1年の夏に、ボブ・ディランを知り、強い影響を受ける。その影響下で、ジャック・ケルアックを知る。この時代 佐野の三大ヒーローは、ボブ・ディラン、J・D・サリンジャー、ジャック・ケルアックです。
高校2年で、音楽部に入部し、ピアノを始める。高校3年から一人暮らしを始める。
立教大学 社会学部 に入学後、ヤマハポピュラーソングコンテストにも何度か応募し、優秀賞を受賞するが、生活費と学費を稼ぐ為、広告代理店に就職を決める。1979年に立教大学卒業し、会社員時代にアメリカに取材旅行に出向き、アーチストらにインタビューを行ったりする中で、「自分は何になりたかったのか」と自問自答し、再びミュージシャンの道を歩む決意をする。
ここが、元春さんらしい所ですよね。自分に問いかけ、自分のやりたい事を精一杯生きる!だから生き方に一本筋が通っているのだと思います。
1980年、24歳の時に、シングル「アンジェリーナ」でデビュー
1981年、「SOMEDAY」(サムデイ)は、4作目のヒット曲、JR 東海「ファイトエクスプレス」のコマーシャルソングに起用。この曲を聞いたお父さんは、「凄くいい曲だなあ」と褒めていたそうです。元春さんは、嬉しかったと思います。
1983年、佐野元春は、一年間ニューヨークで生活し、街のカルチャーや音楽に触れ、アルバムの「VISITORS」の制作に取り組みます。この滞在中に、佐野はヒップホップカルチャーの隆盛や、MVTの台頭といった、当時のニューヨークの音楽シーンを目の当たりにします。その後の音楽シーンの礎になる滞在ですね。
1991年にお父さん、その後お母さんも相次いで亡くなっています。
1997年、「THA BARN」の曲を書いていた頃、妹さんを32歳という若さで、不慮の事故で亡くしました。たった一人の妹さんでした。『彼女にとって人生とは苦痛であったに違いない、僕は何度かそうではないことを伝えようとしたが、うまくいかなかった』と ”ハートランドからの手紙”にかいてます。繊細すぎる妹さんでしたね。元春さんの苦悩が伝わってきます。
佐野元春は、お父さんが亡くなった時に、悲しむ妹の為に「彼女の隣人」という曲を書いて贈ってます。妹に隣に僕がいるよ。というメッセージを込めてでした。ライブで涙しながら歌っている姿も印象的ですよね。
佐野元春は現在、45周年アニバーサリーツアーで、精力的にライブ活動を続けています。9月にソニーミュージックからリリース予定の「LAND HO!」コンプリート版の制作にも力を入れています。
佐野元春、現在の音楽活動を通して よりカッコよく歳を重ねている
佐野元春は、自身の楽曲やアルバムの作り方について、
自身はロックンロールを作っており、どんなに難しい表現の曲を作ったとしても、常に15歳から25歳の聴き手に聴いてもらうことを考えているとし、「僕は大衆音楽を作る人ではないかもしれません」とした上で「でも、誰よりも大衆音楽を作りたいと願っているアーティストでもあるんです」と述べている
『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐野さんは、本当に世の中を見ている。だから時代に寄り添いながらも、時代に流されずに自分独自の音楽を創り続ける事が出来るんだろうと思います。
また、自身の楽曲やアルバムの作り方について「「僕は悲しいので、こんな思いをみんな聴いて、同情して」みたいな曲は、僕は絶対に歌わない。“私の歌”、“僕の歌”というのは、一切書いてこなかった。“私”が主体じゃなくて、“私たち”が主体の音楽を上手く書けたらいいなと、ずっと思いながら続けてきました。本当のことを言うと、曲を書く時に、僕が個人的に言いたいことは、何もない」「その時代、その時代の、僕の新聞のようなもの」「曲のタイトルがヘッドライン」「僕の思いを入れない方が、上手くいくわけです」「自分の曲を歌って、自分自身がエキサイトするものでなければ、大抵は駄作だなって思っている。だいたい、僕なんかより、もっと感受性の強い人たちが聴いてくれているんだから、リスナーを絶対に見くびったりはしないし、いつも恐る恐る「大丈夫かな?」と思いながらソングライティングしています」「だから、客観的な表現になるんだろうね」「僕のような風来坊が考えていることなんて、どうでもいいことなんです(笑)」と述べている
『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐野元春の曲の、詩的なメッセージ性は、こういった現代の風を感じての曲創りから始まっている。決して”自我”ではない!ところが、時代に流されずに、今も多くの人に愛され、他のアーチストにも影響を与え続けているのだろうと思います。
佐野元春は結婚してるの?
佐野元春さんは、既婚者です。ただどなたと結婚してるのかは、世間に公表されてません。佐野さん自身は、ステージに上がるアーティストですが、プライベートは一切公表しません。一線を画しています。
ROMYこと石川ひろみさんが、佐野元春さんの奥様では?と言われています。石川セリさんの妹です。石川ひろみさん セリさんお2人共ハーフでエキゾチックで魅力的ですよね。
佐野元春さんは、以前も、「プライベートな話をすると、みんなそっちばかり気にして、音楽を聴いてくれなくなる。」と言ってました。「既婚者だけど隠しているわけではない。でも公表もしていない。」としてます。
ここが、佐野さんのカッコイイ所である由縁です、マジ カッコイイ!
